くるりライブツアー「線」仙台公演
仙台で行われるライブ終了後、くるりメンバーと石巻復興節の縁のある京都音博タオルでお馴染み石巻の方々、SOMAの京都音博缶バッヂでお馴染み南相馬福祉施設の方々との前室で交流会があるわけですが、震災から7年…なかなか出来ることじゃないなと思う。
何度でも言う、くるりは凄いロックロールバンドだ。
先日くるりライブ行ってきましたので、需要はないと思いますが、ブログ書きたいと思います。
野外と屋内の違いはあれど一昨年の音博は雨、去年のフジロックも雨、今回仙台公演も雨。なんだかんだで私が雨男なのかも知れません笑。場所は仙台レンサ、レンサとは、元「東一連鎖街」があった場所。チケットはソールドアウト、インターネットが普及する前はプレイガイドと言うものがあり、イベンターがレコード店やチケット売り場に集金に行ってたんですよ。今じゃちょっと考えられない。
話を戻します。ライブ構成は安定と新曲。セットリストの新曲で度肝ぬかれたのが「東京オリンピック」と言う、デビュー20回転を迎える来年を前に、衝撃的なまさかのプログレ。長いキャリアの中で(90年代からのミシェルいないスーパーカーいないMadいない時代に)こう言う曲を放り込んでくる90年代の最後の生き残りバンドの真骨頂とでも言いましょうか、何かSoft MachineとFunkadelicを足してピンクフロイドで割ったようなインストロメンタルでリズムはバンドとしての共有物なのに、それをぶち壊すくるり固有の変拍子難解な部類と新しい切り口が含まれてる。例えると色々やり込み過ぎた結果、何を歌ってるのかわからないボブ・ディランのスリリングな「コレ何?」ライブ感覚がフラッシュバックしました。振り返ると大学F研の部室から飛び出てきたようなバンドが当時誰もやってなかったバンド×リズムマシーンとの融合やクラシックとの融合、時にはラップしたり幾度となく脱皮し続ける音楽の旅人は今度はプログレ?を飲み込もうとしてるのかと思うと20周年の展開にニアニアが止まらない。
全公演が無事に終わることを祈っております。
おわり